守られるべきもの 南スーダン危機5年目へ
2013年12月15日、一部兵士による反乱に端を発する南スーダン危機が勃発。
2011年7月に独立したばかりの世界で一番新しい国は、突如として人道危機の渦中へと陥りました。
以来、大統領派と元副大統領派の対立が続き、幾度となく停戦合意が結ばれては破棄され、無辜の市民が殺戮や性暴力、誘拐といった危険に晒されています。今や南スーダンは、アフリカ最多の難民を生み出す国となってしまいました。
2013年12月15日、一部兵士による反乱に端を発する南スーダン危機が勃発。
2011年7月に独立したばかりの世界で一番新しい国は、突如として人道危機の渦中へと陥りました。
以来、大統領派と元副大統領派の対立が続き、幾度となく停戦合意が結ばれては破棄され、無辜の市民が殺戮や性暴力、誘拐といった危険に晒されています。今や南スーダンは、アフリカ最多の難民を生み出す国となってしまいました。
最近レビュー続きでしたが、今日は観念的なお話をしたいと思います。
このウェブサイトに何度か来てくれている方ならご存知かもしれませんが、私はここに併設する形で保護猫ブログも運営しています。
「動物愛護」をもっと多くの人が身近な問題として考えてくれるようになれば、との思いで、自分なりのアプローチでゆるい啓発活動のつもりでやっています。
そしてここでも5回にわたって「保護猫を迎える」と題した連載記事を書きました。
皆様お久しぶりです、現在東アフリカのルワンダ滞在中です。
出張が終わったらルワンダについての記事を書こうと思っていますが、今日はナイジェリアについて書きます。
ナイジェリアは私が23才で赴任し1年弱を過ごした思い出深い国であり、その後オックスフォードで出会った親友の母国でもあります。
アフリカ一の経済規模と世界一の人口増加率を誇る未来ある大国。
シリーズ化するつもりで始めたのに随分間が空いてしまいましたが、アフリカ回想録エチオピア編の2回目です。
1回目の記事はこちら→アフリカ回想録① 私の愛しい国、エチオピア-2010年
前回に引き続き、2010年に現地で撮影した写真を交えながら、今回は私のアフリカとの出会いとなったエチオピア出張を振り返ることで、現在に至るまでのキャリアの原点についてお話ししたいと思います。
みなさまこんにちは。
私が今携わっている日本政府資金の国際協力事業、舞台は東アフリカのルワンダです。
ルワンダと言えば、おそらく日本の皆様の多くが最初に思い浮かべるのが、1994年のジェノサイド。「ジェノサイド」という言葉が一般的に認知されるきっかけとなった壮絶な悲劇の舞台です。
あるいは、ビジネス界の方々を中心として、もっと前向きな印象をお持ちの方も増えているかもしれません。
難民問題に関する本”Refuge: Transforming a Broken Refugee System”(今年9月出版)のエコノミスト誌のレビューを目にしました。
今や難民・避難民など強制的に家を追われた人の数は6,500万人で、戦後最大となっています。
レビューによると、世界に散らばる難民の86%は貧しい国で暮らしています。さらに特筆すべきは避難生活の長さ。全ての難民の約半数が、5年以上の長きに渡って避難生活を強いられています。
この記事はアフリカに関するステレオタイプ(前編)-統計が覆い隠す現実-の続きです。
前編冒頭で触れた開発関連の実務家や私の友人が言うように、なんらかの統計上でアフリカ人が知能で他の人種に劣ったとして、それは何を意味するのでしょう?
まずは、統計の取り方に問題があります。
例えば英語で試験を行ったのであれば、当然英語力の高い人の結果が良くなる。言語の問題を取り除けたとして、受けてきた教育のレベルが反映される。教育のあまり関係ない、知恵を問うような問題だったとして、我々が真理と信じるものを世界中の人間が真理と信じているかはわからない。
西洋的世界観を前提とする試験を受けさせているとすれば、それは、違う真理の元で生きる人々に試験の作成者の真理を押し付けていることに他ならないのです。
彼らは彼らの真理が唯一無二の真理だと考えているわけですが、実際、アフリカには非科学的(=非西洋的)世界観を真理として信じる人もいるのです。
彼らの世界で共有されている真実を、外部の人間が真実でないと言えるでしょうか。
それが非科学的だから?では科学が真実だとなぜ言い切れるのでしょう。
このページにアクセスしてくださったあなたがどういった関心でここにたどり着き、そしてあなたがどういうバックグランドを持つ人であるのか私にはわかりませんが、まずはご訪問ありがとうございます。
定期的に更新を、と思いつつも、開設の挨拶を除いて実質的に初回投稿にあたる今回、どういった内容の記事を書くのがよいか自分なりに考えていたら、開設から時間が経ってしまいました。