空港で生きる家族 -母国での迫害、そして難民申請の拒否-
また久しぶりの記事になりました。
今回はどうしても書かなければいけないことがあって、是非多くの人に読んでいただけたらと思っています。
筆者は先日までルワンダに出張に行っていました。
航路はいつもアシアナ航空とカタール航空を使う韓国、カタール、ウガンダ経由。丸一日かかる長旅です。
もちろんルワンダでの仕事が目的でしたが、今回はどうしても乗り換えで立ち寄る韓国で果たしたいことがありました。
また久しぶりの記事になりました。
今回はどうしても書かなければいけないことがあって、是非多くの人に読んでいただけたらと思っています。
筆者は先日までルワンダに出張に行っていました。
航路はいつもアシアナ航空とカタール航空を使う韓国、カタール、ウガンダ経由。丸一日かかる長旅です。
もちろんルワンダでの仕事が目的でしたが、今回はどうしても乗り換えで立ち寄る韓国で果たしたいことがありました。
今日6月20日は世界難民の日です。
昨日発表されたUNHCRの最新報告(UNHCR Global Trends 2017⇒クリックで新しいタブで開きます)によると、2017年末時点で、強制的に移動を強いられた人(難民・国内避難民を含む)の数は6,850万人。昨年に引き続き、史上最多を記録しました。
このうち、最大を占めるのがシリア難民・国内避難民です。上述の報告書によると、2017年末時点で、シリアから他国へ逃れたシリア難民の数は630万人、シリア国内で避難生活を送っているシリア国内避難民の数は620万人に登ります。
2013年12月15日、一部兵士による反乱に端を発する南スーダン危機が勃発。
2011年7月に独立したばかりの世界で一番新しい国は、突如として人道危機の渦中へと陥りました。
以来、大統領派と元副大統領派の対立が続き、幾度となく停戦合意が結ばれては破棄され、無辜の市民が殺戮や性暴力、誘拐といった危険に晒されています。今や南スーダンは、アフリカ最多の難民を生み出す国となってしまいました。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が毎年実施している難民映画祭(http://unhcr.refugeefilm.org/2017/)。
今年は私の古巣ダダーブ難民キャンプを取り上げた映画が上映されていたので、見に行ってきました。
日本語で「とらわれて~閉じ込められたダダーブの難民~」と題されたこの映画は、キャンプで暮らす難民やキャンプで支援活動を行うUNHCR職員、第三国定住でアメリカに渡った元難民、そしてジャーナリストや研究者らに取材した内容をまとめたドキュメンタリーです。製作国はアメリカ。
前回の記事はルワンダで書きましたが、三連休の間に無事に日本に戻りました。
さきほど知人のFB投稿で知ったのですが、NHKのクローズアップ現代で難民支援についての番組が放映されたようです。
番組ページ:テロ組織が難民支援をねらう!? ~世界最大キャンプ閉鎖の裏で~
放送は終わってしまっていますが、番組名で検索すれば動画も見つかります。
センセーショナルなタイトルの番組ですが、どんな内容なのでしょう。まずは上記ページから、番組紹介を引用します。
難民問題に関する本”Refuge: Transforming a Broken Refugee System”(今年9月出版)のエコノミスト誌のレビューを目にしました。
今や難民・避難民など強制的に家を追われた人の数は6,500万人で、戦後最大となっています。
レビューによると、世界に散らばる難民の86%は貧しい国で暮らしています。さらに特筆すべきは避難生活の長さ。全ての難民の約半数が、5年以上の長きに渡って避難生活を強いられています。