守られるべきもの 南スーダン危機5年目へ
2013年12月15日、一部兵士による反乱に端を発する南スーダン危機が勃発。
2011年7月に独立したばかりの世界で一番新しい国は、突如として人道危機の渦中へと陥りました。
以来、大統領派と元副大統領派の対立が続き、幾度となく停戦合意が結ばれては破棄され、無辜の市民が殺戮や性暴力、誘拐といった危険に晒されています。今や南スーダンは、アフリカ最多の難民を生み出す国となってしまいました。
2013年12月15日、一部兵士による反乱に端を発する南スーダン危機が勃発。
2011年7月に独立したばかりの世界で一番新しい国は、突如として人道危機の渦中へと陥りました。
以来、大統領派と元副大統領派の対立が続き、幾度となく停戦合意が結ばれては破棄され、無辜の市民が殺戮や性暴力、誘拐といった危険に晒されています。今や南スーダンは、アフリカ最多の難民を生み出す国となってしまいました。
難民問題に関する本”Refuge: Transforming a Broken Refugee System”(今年9月出版)のエコノミスト誌のレビューを目にしました。
今や難民・避難民など強制的に家を追われた人の数は6,500万人で、戦後最大となっています。
レビューによると、世界に散らばる難民の86%は貧しい国で暮らしています。さらに特筆すべきは避難生活の長さ。全ての難民の約半数が、5年以上の長きに渡って避難生活を強いられています。